:: deaky.net ::

たまには雨も降るさ

*ジョンに関する記述を全文または抜粋して翻訳したページです*

――「ノーブルな美青年」から「人の良い普通のおっさん」までの軌跡――
好きなこと言ってくれるじゃないの
 仮に、フレディがクイーンの「華」、ブライアンが「頭脳」、ロジャーが「精神」であるとすれば、ジョンは、何にあたるのだろう。

 本人なら、きっと笑って、「ただのベース・プレイヤーさ」と言いそうだが、無論それは謙遜にすぎない。

 ――「扇子の金具止め」と評した人がいた。
バンドが成功裡に音楽界を渡り歩いてきたのは、ビジネス面での中心、「陰のリーダー」とも言うべき彼の冷静な現状把握能力に因るものが大きい、と。

 ――「不思議の国に迷いこんだ一般人」と評した人もいた。
スター性を醸し出す3人から一歩引いた位置にいて、静かな微笑を見せる彼は、夫であり父親であるごく普通の生活もまた、大切にし続けていたから。

 フレディ亡き後も、個々にソロ活動を展開しているブライアンとロジャーに対し 音楽界からひっそりと身を引いたかに見えるジョン。クイーンとの年月を、「HECTIC」だったとだけ語る彼の口から、直接フレディへの想いを聞くことは、まだ無い。

 だからこそ、気になる。
彼はクイーンと共に何を考え、何を目指していたのか。
フレディは、彼の「夢の体現者」であり「翼」であったのだろうか。

クイーンの「謎」、ジョン・ディーコン。
謎は、解くためにある。

Last Updated : 15th September, 2019

Contents

1970年代1980年代1990年代〜


◆1970年代◆ [Top]
The Early Years クイーン結成前の4人に焦点を当てたドキュメンタリー本の部分訳。最初のバンド「The Opposition」のメンバーが語る若きディーコン少年の逸話やその後の友情の行方など、読み応え十分です。
Queen before Queen "Record Collectors"誌のジョン特集。The Opposition時代の貴重な逸話が続々登場。
Stand Up For Queen
OIQFC [1974]
2001年春のOIQFC会報に掲載されていた、「クイーンII」を作って間もない頃のインタビュー。若さ溢れるコメントの数々です。
Queen of Hearts
"DISC" [Apr. 20th 1974]
「ハートのクイーン」に選ばれたその訳は…? 独身時代のモテモテぶり、プラスαが良くわかる記事です。
The Four Kings Of Queen
"Music Star"[Jun. 15th 1974]
アイドル雑誌のジョン特集号。車の愛称、服の趣味、そして苦手なことなど。ホラー映画すら可笑しいお年頃(性格?)です。
Speakin' with DEACON
"Music Star"[Aug. 24th 1974]
こちらもアイドル雑誌のジョン特集号。「どんなときにハッピーになれる?」という質問に答える形で、ツアー中のエピソードやクイーン加入当時の思い出、初めて買った車のこと等について嬉しそうに語っています。
Der Bas-Mann kennt alle Tricks
"BRAVO" [1974]
最年少なのに頼りになるベースマンの紹介です。
Der Bassist wider Willen
"BRAVO" [1975]
お気に入りレコードなど。
Queen - Maps Strategy For Global Conquest
"Circus Raves"[Mar.1975]
「謎めいた思索者」と称されている記事を引用しました。
Recording isn't easy
"Beat Instrumental Magazine"[Feb.1975]
「シアー・ハート・アタック」のプロモーションに関連した記事です。スタジオでのこと、ポール・マッカートニーの新作等について、初々しい自信に溢れたコメントが見られます。
JOHN DEACON
"Pelo" [1975]
スペインの雑誌からの引用です。ステージをこなすうち、シャイな性格が克服されていったようです。
JOHN DEACON
"Pelo" [1976]
スペインの雑誌からの引用。ショーにかける意気込みなど。
'Silent' Queen
"Hitkrant" [1975 or 1976]
オランダの雑誌から。この頃からすでに穏やかな生活を望んでいます。
John's Royal Family
"Jackie" [Apr.1976]
ティーン向け雑誌から。愛する家族のこと、変なユーモアのセンスのことなど。
Wie Teenband
"POP" [1976]
「ティーン・バンド」と呼ばれることについて。
Innerview
[1976]
アメリカでの単独ラジオ・インタビュー。人物紹介、スタジオでのこと、かなり饒舌です。
Interview Collection [1977] 77年1月、デトロイトでのインタビュー。「分かんない」ことも多いようですが、当時の物の見方が垣間見られて興味深いです。
Exclusive Interview with John Deacon
"Hitkrant" [1978]
オランダの雑誌から。「永遠の翼」「恋のゆくえ」について。
New Orleans "Jazz" press conference
"Pelo" [1978]
New!
スペインの雑誌から。JAZZツアーでのプレス・カンファレンスでもほとんど喋っていなかった様子。
Queen
ジョージ・トムレット氏の本より、トライデントの創立者と当時のマネージャーが語るジョン像を引用しました。(邦訳が出ていますが、あえて再訳してあります)
Bass by Appointment
"International Musician & Recording World"[Sep 1979]
かなり長い単独記事。使用ベースや弦、アンプ等の専門的な話から、プロデュースへの思惑まで、落ち着いた様子で語っています。

◆1980年代◆ [Top]
An Illustrated Biography
by Judith Davis [1981]
バイオ本からの抜粋。文句なしに「できる男」として紹介されています。
Bassist und königlicher Buchhalter
"BRAVO" [May 1981]
ドイツのティーン誌での単独紹介記事。こちらが照れてしまうような持ち上げ方です。
Angenehme Macken in der Krone
"Musikexpress & Sounds"[1981]
ドイツでの単独インタビュー。バンドの不和を聞き出そうとするインタビュアーに対し、率先して内幕を暴露しまくっている(?)、絶頂期であり有頂天でもあっただろう頃の貴重な発言です。
On The Road Again
"International Musician & Recording World" [Nov 1982]
モントリオールでのライヴ当日の4人のインタビュー。4者4様の作曲方法が語られる他、「ホット・スペース」製作上の様々な問題点も浮き上がってきています。
John Deacon Talks
From a interview CD [1982?]
「マイナー地獄へ道連れ」でも紹介した3分インタビューCDの翻訳です。
Noddy Language
"KICKS"[Jun. 1982]
ホット・スペース・ツアー中のインタビュー。メンバー内の「ブレイン」ということなんですが。
Rock Show Interview
"Rock Show"[Mar.1984]
84年3月27日に録音された雑誌用秘蔵インタビューテープを戴きました。「ワークス」のことや自曲のことについてロジャーと2人で語っています。最後に「どの子が一番魅力的?」という質問も。
Exklusiv-Interview
"Popcorn"[1984]
ドイツ雑誌の4人のインタビューから、ジョンの箇所だけを取り出しました。4人の性格、成功の秘訣、「ビジネスマン」としての役割について語ってます。
Did You Know? ブラジルのとあるサイトから引用させてもらいました。1985年の飲酒運転事件について載っています。
Cheer Up!
"The Hit"[1985]
フレディのエイズ疑惑やサンシティ問題について鋭く突っ込まれ、のらくらとした返答をかえしている記事。ダレてます。
Royal Family Of Rock
"The Daily Star"[Nov.1985]
ミュンヘンのスタジオにて。ライヴ・エイドの時にダイアナ妃に会えなかったことを恥ずかしそうに告白しています。
Biggles and the Case of the Shy Bassist
"The No.1"[Jun.1986]
映画「ビグルス」と「ハイランダー」に関する正直すぎるコメントや、他のメンバー評など、ピーナッツを食べながら語ってます。
15 Jahre Superstars
"Popcorn"[1986]
86年、ロジャーとのインタビュー。「ア・カインド・オブ・マジック」のプロモーションですが、メンバーの不仲の様子もさりげなく教えてくれます。
Off The Records
[1986]
4人揃ったラジオ・インタビューです。歌えない辛さを打ち明けています。
Music Major 80年代後半に英国で出た特集雑誌の一部抜粋。南米ツアー、ライブエイド、作曲についての発言が含まれています。
Queen - A Magic Tour ウエンブリーライブ後の御満悦な様子、若い頃の「サイアクだった思い出」などを抜粋しました。
Legal Regal
"Queen A Salute"
ジョンのプロフィールのみ抜粋。ジョンとボウイの接点について述べている箇所がありますが、ジョン本人のインタビューによるとこれは眉唾モノのようです。
OIQFC Interview
from OIQFC Spring Mag.[1989]
モリス・マイナー・アンド・ザ・メイジャーズとの出会い、好きな本・俳優など、短めのインタビューです。

◆1990年代〜◆ [Top]
The Freddie Mercury Tribute
[1992]
追悼コンサート本の中のジョンの巻頭言。シンプルな言葉の中に、他では見られないフレディに対する率直な想いが読み取れます。
A Portrait Of QUEEN's JOHN DEACON
"Metal Attack"[1992]
不釣り合いな雑誌に載っていたらしいディーコン論。なんだかんだいってこの筆者、ジョンにハマっている模様。
Cowdray Report
from QMS Archives [1993]
久々のジョン登場で沸いたらしい「93年Cowdrayでのコンサートレポート」及び、ジョンのクイーン貢献度を数字で明らかにした「数字で遊ぼう」。
50 Questions to John
from OIQFC Spring Mag.[1996]
ファンからの50の質問に、いかにも彼らしい、簡潔で淡泊で一筋縄ではいかない答を返しています。
The Invisible Man
"Bassist Magazine"[1996]
英国「Bassist Magazine」誌の表紙を飾った時の特集記事。ネットを始めて一番先に目にしたのがこの記事で、ジョンへの興味がぐぐっと増しました。使用ベースのまとめやプレイ講座もあります。
Overlords of the Bass
"Guitar"[1999]
英国「Guitar」誌の特集記事。ジョン・ポール・ジョーンズやジョン・エントウィッスル等と一緒に紹介されていて、コンパクトにまとまっています。
Rock's Fashion Crimes 5
from intermusic.com
罪深いヘアスタイルについてのミニ・コラム。「5」というのは5番目に紹介されているという意味です。スーパースターは辛い(笑)
Living On The Edge 1996年発行のフレディ本からの引用です。MPTの管財人の件の真相がツボでした。
Mister Mercury フレディのアシスタントだったフィービーの本から、フレディがジョンをどう思っていたのかに触れている部分などを抜粋しました。
クイーン:ショウの女王 スペイン語の本をBanKさんが翻訳して下さいました。あちらの方は彼をこう見ています。
Richest Stars in Rock'n'Roll
"Q"[1998]
何もしてなくても儲けはあるディーコンさんの話です。2000年3月19日付「Sunday Times」の長者番付の結果も載せておきました。
Mack, The Man Who Reinvented Queen
"Musikalische Themen Von Heute"[2000]
「ザ・ゲーム」のエンジニア兼共同プロデューサー、マックのインタビュー記事。各メンバーの作曲方法など、当時の珍しいエピソードが垣間見られます。
QUEEN'S JOHN IN BLAST AT SINGER
"The Sun"[2001]
なんとゴシップ紙で沈黙を破った模様です。
The Invisible Man : QUEEN - the inside story -
"Mojo Classic" [2005]
表舞台から遠ざかる一方のディーコンさんに関する総まとめ記事。モリス・マイナー&ザ・メイジャーズのトニー・ホークスさんへのインタビューは新しいようです。
History and background of the Legendary Deacy Amp
extract from BrianMay.com [2005]
ディーキー・アンプに関してジョンが語っているくだりを引用・邦訳しました。
John Deacon On Queen's "Somebody To Love"
"Bass Player"[2009]
「愛にすべてを」でのイケてるベースについての解説記事。

:: deaky.net ::